別名「ターミネーター種」っていうだけあって、よーするに人工的に作られた種ってこと。
昔から、生産者さんが優良なものの種をより選び、交配させて品種を作ったり、種とりをして種をつないできた。
当然、自分で種とりをするので、種苗会社から種を買わない。
そこで、種苗会社は、「F1種」の種を作ったわけ。
同じサイズ
同じ味
同じ収獲時期(収獲が楽)
生育が早い(収獲が早い)
たくさん収穫できる
虫がつかない
病気に強い などなど
生産者は、作った野菜を農協に買ってもらわなければお金が入ってこないので、収獲量が増える上に、農作業が楽になり、収獲が安定するとなればこんな良い話はない。
種苗会社の戦略通り、たくさんの生産者が種苗会社から種を買うようになった。
そして、種苗会社は、生産者に継続して種を買わせるために、とうとうやってはいけない生命の領域まで手を出してしまった。
遺伝子操作で、種とりができない、いわゆる子孫を残せない種を作った。
F1の種は、ほとんどが海外から輸入なので消毒薬がふりかけてある。
さらに、種苗会社は、種だけではなく、農薬と化学肥料も売る為に、遺伝子操作を駆使して、その種と一緒に使わないと栽培することができない農薬や化学肥料をセットで販売するという戦略にでた。当然、農薬と化学肥料まみれ。
そんな種から作られる野菜は、当然、味も栄養価も落ちる。
行きすぎた遺伝子操作による人体への悪影響も懸念されている。
これは、種苗業界、生産に携わる人たちの間では常識。
だから、生産者さんの中には、農協に出す野菜はF1で農薬と化学肥料を使って作り、自家用の野菜は自分で種とりした種で無農薬で作る、といった方がいるのも納得。
でも、こうなってしまったのは、わたしたち消費者のせい。
どれも同じサイズ
いびつな形、曲がったもの、キズやへこみなど、みための悪いものはイヤ
虫食いはイヤ
見た目がキレイ
旬を関係なく1年中食べたい
こんな風に、自然ではありえない”不自然な野菜”を望んでいるからなんだよー。
思えば、野菜だってわたしたちと同じ生き物。
当然、1人1人形もサイズも味も性格も違う。
人間で例えたらF1種ってクローン人間じゃん。
ってことで、前置きが長くなったけど、ただいま我が家で収獲が続いているゴーヤちゃん。
F1じゃなくて、遺伝子組み換え操作をしていない、消毒をしていない、いわゆる固定種や在来種といった種とりできる種。
だから、同じ種で作ったのに、
こんなのとか

こんなのができる。

みんな形も大きさも違う。
作った人の腕が悪いってのもあるけど~(笑)
野菜も人間と一緒。みんな違ってあたりまえ。
八百屋やスーパーで並んでるサイズが同じで美しすぎる野菜は、不自然でおかしい。気持ち悪い。って思うのが正常な感覚なんだろうね。
ゴーヤちゃん、種とりして来週また種まくよー。
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コメント
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F1種。
初めて聞きましたが勉強にもなりました。
知らない間に・・・